この記事を書いた人 バス市場編集部
記事更新日:
夜行バスの4列シートはしんどい?足元の広さを写真で紹介します
記事更新日: 2024-05-16
高速バス・夜行バスの運行で知られる「オリオンバス」は、日本全国各地へアクセスできる路線展開が魅力のバス会社です。
飛行機や新幹線の移動手段と比べて、夜行バスはリーズナブルな価格設定が魅力ですが、横4列シートのバスタイプだと足元が狭くて窮屈なのが辛いのでは?・・・と心配される方も多いようです。
今回はオリオンバスが運行する夜行バスの横4列シートの足元の広さを、実際に乗車した写真を使って分かりやすくご紹介します。
横4列シートでも、縦10列と12列では、足元の広さが12cm違う!
バスには多くの異なる座席タイプがありますが、横4列シートの中でも、一般的なスタンダードシートには縦11列と縦12列の2タイプが存在します。
オリオンバスの「スタンダードシート」は縦12列仕様で、日帰りツアーや学校遠足でもよく利用されています。そしてオリオンバスでは、縦10列仕様の「コンフォート」も運行しています。
夜行バスに乗車時、いかにゆったり過ごせるか?は、足元の広さに関係します。縦12列スタンダードシートの足元の広さは約30cm、縦10列コンフォートの足元の広さは約42cm、実際にこの12cmの差でどのくらい変わってくるのでしょうか?
このあと170cm男性と153cm女性が実際に乗車した上で、縦10列と縦12列の足元の広さの違いを検証してみました。写真とあわせてご確認ください。
縦12列スタンダードシートに乗車して検証
まず、縦12列スタンダードシート(足元の広さ約30cm)に、170cm男性と153cm女性が実際に乗車して検証しました。
170cm男性が着席した場合、横から見るとぴったりの広さで、あまりゆとりが無いことが分かります。足元は前方のシート下に足を伸ばせば、少し動かすことが可能です。
153cm女性が着席した場合、横から見ると短距離移動なら問題なさそうな広さで、少しゆとりがあることが分かります。足元にも少しゆとりがあります。
縦12列スタンダードシートの前後に着席して横から見ると、足元が狭い分かなり窮屈な印象です。また左右に着席すると、隣の方との間隔もあまり無く、腕がギリギリ触れない程度の広さでした。
縦10列コンフォートに乗車して検証
次に、縦10列コンフォート(足元の広さ約42m)に、170cm男性と153cm女性が実際に乗車して検証しました。
170cm男性が着席した場合、横から見ても、ゆとりがあることが分かります。足元の広さもスタンダードシートに比べてゆとりがありました。
153cm女性が着席した場合、横から見ても、かなりのゆとりがあることが分かります。足元の広さにもかなりのゆとりがあり、リラックスして過ごせます。
縦10列コンフォートの前後に着席して横から見ると、足元が広い分圧迫感がありません。また左右に着席すると、隣の方との間隔にも余裕があります。というのも、縦10列シートのコンフォートでは通路を10cm狭くして、ひじ掛けも付けていることから、ゆとりの感じられる座席設計となっています。
仕切りカーテンは共通
なお基本的に仕切りカーテンは、縦12列スタンダードシート・縦10列コンフォートともに共通して設置しています。
仕切りカーテンは、飛沫感染防止とプライベート空間確保を目的に設けています。各シートを倒した状態で顔が隠れる長さになっているので、夜間睡眠時の安心感にもつながります。
最後に、縦10列と12列の写真を並べて比較
最後に、縦10列コンフォートと、縦12列スタンダードシートの写真を並べて、足元の広さを比べてみましょう。
長距離の乗車が多い夜行バスでは、睡眠時間を確保できる環境も重視したいところですよね。この足元の広さ12cm差は、かなり大きいと感じられるのではないでしょうか?
オリオンバスでは、縦10列のコンフォートを基本として運行していますが、一部夏休み・春休み・ゴールデンウィークなどの繁忙期に限っては、商品の選択肢を増やすために、縦12列のスタンダードシートも運行しています。スタンダードシートは座席が狭い分、低価格の設定となっているため、リーズナブルにお得に利用したい方におすすめですよ。