この記事を書いた人 バス市場編集部
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秋におススメしたい日帰りバスツアーランキング!
記事作成日: 2019-08-30
暑い夏の後にやってくるのは、爽やかな秋。どこまでも高い空の下、どんな旅をしようかと考える時間も楽しい時期です。
食欲の秋や芸術の秋など、秋を語る言葉はいろいろとありますが、この時期の日帰りバスツアーもグルメに紅葉に世界遺産、そして温泉とバラエティ豊か。一つずつ見ていくと、あっという間に時がすぎてしまうほど膨大な数が用意されています。
今回は、そんな秋ならではの魅力を持つ日帰りバスツアーを調査し、人気のテーマを1位から10位までランキング形式でまとめてみました。
目次
第1位 ブドウ(ブドウ狩り・ワイナリー)
宝石のように丸く綺麗な粒の中に、甘い果汁がいっぱいに詰まった「ブドウ」。日帰りバスツアーでは、新鮮な果実を自由に選んで味わえるブドウ狩りも、その魅力を凝縮したワインを製造するワイナリー見学も体験できます。
個人的な旅行でワイナリー見学をすると、運転担当の方は試飲を遠慮することになりますが、日帰りバスを利用すれば誰もが平等にワインを味わえます。また、ブドウ生産量トップの山梨県やそれに次ぐ長野県には、「ほったからし温泉」や「桔梗信玄餅工場テーマパーク」、あるいは「清里高原」といった人気の観光地が多数あります。バスツアーなら、各スポットの駐車場や効率の良い移動ルートをチェックするために余計な時間を使う必要もありません。
第2位 国営ひたち海浜公園
「国営ひたち海浜公園」は、春に咲く空色のネモフィラで世界的に有名になった茨城県の公園ですが、それが魅力のすべてというわけではありません。園内には、他にもさまざまな花が咲きます。
秋に注目を集めるコキアは、花よりも全体の姿を楽しむタイプの植物で、大きなボールのような形をしています。マリモにも例えられる夏の緑色の姿もユーモラスですが、整然と地面に並んだコキアが次第に赤く染まり、最終的に黄金色になる秋の様子には、思わず見入ってしまうような美しさがあります。あるいは、その色の変化が季節の移り変わりそのもののように見えるせいかもしれません。丘一面を染め上げるコキア以外に、コスモスなどその他の秋の花も楽しめます。
第3位 日光
栃木県の誇る世界遺産「日光」。きらびやかな陽明門をはじめとした、歴史的な建造物の数々に目を奪わてしまう観光地ですが、それを囲む自然も見どころの一つ。秋の青空や紅葉は、目にもカメラのレンズにも良い刺激を与えてくれます。暑すぎず寒すぎない気候も散策にはぴったりで、他の季節では見落としそうな細かい所まで目が届くかもしれません。
同じ和の心あふれる世界遺産でも、京都や奈良への旅行となると大変ですが、日光なら日帰りバスでも十分に楽しめます。東照宮・二荒山(ふたらさん)神社・輪王寺(りんのうじ)をすべて見るものや、東照宮のみをじっくりと見学するもの、「華厳(けごん)の滝」に立ち寄るものなど、ツアーのバリエーションも豊富です。
第4位 大山千枚田
大小の水田が階段のように連なる「大山千枚田」があるのは、千葉県・房総半島の鴨川市です。鴨川シーワールドや鴨川温泉郷など、東の海に面したエリアの観光地が有名な鴨川市ですが、西の山中のエリアにも、このような素晴らしい観光地が存在します。
一般的に、千や百は「とても多い」ことを示すために使われる数字です。大山千枚田も本当に千枚というわけではないのですが、その数は百枚をはるかに超える375枚。現地を訪れると、この風景を作り上げ、今日まで保ち続けてきた人々の想いに圧倒されます。秋のバスツアーのおすすめは、10月の終わり頃から始まるライトアップを見に行くものです。このツアーでは、夕闇に浮かび上がる大山千枚田という、とても幻想的は光景を目にすることができます。
第5位 紅葉
日本の秋を美しく彩る、赤や黄色の「紅葉」。秋には、鮮やかに染まった山や森を本格的に散策するものや、ロープウェイで空中から紅葉を眺めるものなど、さまざまなタイプの日帰りバスツアーが企画されます。どのツアーを選んでも、街中で見る紅葉とはひと味もふた味も違う景色に心を動かされることでしょう。
また、「富士河口湖紅葉まつり」のような、大きな紅葉のイベントを見に行くツアーも人気があります。この時期でなければ見ることができないものだけに、普通にマイカーで行くと渋滞や駐車場の混雑に悩まされますが、日帰りバスツアーは行きも帰りも手間いらず。ただひたすら、紅葉の美しさを楽しむことだけに気持ちを集中できます。
第6位 縁結び・パワースポット
穏やかな秋が終わると、クリスマス・初詣・バレンタインデーと、恋人や気になる相手とすごしたいイベント満載の冬がやってきます。そんな時期を元気にすごすためのパワーや、ささやかな幸運、あるいはもう一歩踏み出すための勇気が欲しい時には、「縁結び・パワースポット」の名所へ行くツアーを選んでみてはいかがでしょう。
すでに登場した日光の二荒山神社も縁結びのご利益があると注目されていますし、その他にも同じ栃木県の「足利織姫神社」や埼玉県の「川越氷川神社」など、日帰りバスで行けるスポットは豊富です。その旅の中で、秋ならではの食事や鮮やかに彩られた景色も楽しみ、身体や心の緊張もほぐしてしまいましょう。
第7位 マザー牧場
毎日のように熱風が吹き、人間も大汗をかいてしまう夏は、多くの動物たちにとっても大変な季節です。その暑さが落ち着いて、すごしやすい日々がやってくれば、彼らも元気を取り戻します。千葉県の「マザー牧場」は、そんな秋の涼しい空気の中、かわいい動物たちとふれあえる関東の人気スポットです。
このマザー牧場では、春の菜の花や梅雨のあじさいなど、季節ごとにさまざまな花を見ることもできます。9月から10月にかけて見頃を迎えるのはサルビアです。現在は日本でもサルビアという呼び方が一般的ですが、以前は緋衣草(ひごろもそう)と呼ばれていました。風に揺れる赤い衣のような姿が、なんとも印象的な花です。10月にはコスモスも加わり、いっそう華やかになります。
第8位 東京ドイツ村
千葉県袖ケ浦(そでがうら)市の「東京ドイツ村」は、ドイツの穏やかな村をイメージして造られたテーマパークです。大都市ではなく村ということで、ドイツ風の建物の数は控えめですが、そのかわり豊かな自然が主役となって海外の村らしい雰囲気を生み出しています。秋に広大な敷地で出迎えてくれるのは、コキアやベゴニア、マリーゴールドやコスモスといった花々。東京湾アクアラインを利用すれば、新宿から1時間程度という身近さが信じられないような景色がmの前に広がります。
また、毎年11月の上旬頃からは、盛大なウィンターイルミネーションが始まります。このイルミネーション鑑賞を目的としたバスツアーもあり、秋の終わりに美しい輝きの記憶を与えてくれます。
第9位 あしかがフラワーパーク
ここを目当てに栃木県足利市を訪れる人も多いという「あしかがフラワーパーク」は、美しい花のテーマパークです。雰囲気の良さからデートスポットとして使われることも多い園内は、チューリップ・桜・藤など季節ごとに注目の花が変わっていきます。10月の主役となるのはアメジスト。同じ名前の宝石を思わせる、神秘的な紫色の花です。
そして、毎年10月の終わり頃からはイルミネーションが始まります。あしかがフラワーパークのイルミネーションは、東京ドイツ村・さがみ湖イルミリオンと共に「関東三大イルミネーション」に選ばれているほどの素晴らしいものです。東京ドイツ村と同様に、このイルミネーションを中心とした日帰りバスツアーも企画されます。
第10位 伊香保温泉
まだ本格的に寒くなる前でも、温泉はうれしいもの。群馬県の「伊香保(いかほ)温泉」は、日帰りバスツアーで気軽に遊びに行ける温泉です。中心となるのは足湯や温泉ですが、旅情あふれる石段街の左右に並ぶ店ではおいしいものが食べられますし、一番上には縁結びや子宝といったご利益があるとされる「伊香保神社」が建っています。さらに、湯元の「河鹿橋(かじかばし)」の辺りは紅葉鑑賞のポイントとして有名です。秋のさまざまな要素を一度に楽しめる、お得な観光地と言えるでしょう。
また、北東約35kmの地点には、こちらも群馬県の名所として知られる「吹割(ふきわれ)の滝」があります。伊香保温泉へ行くツアーでは、「東洋のナイアガラ」とも呼ばれる、とてもダイナミックなこの滝へ立ち寄ることも多く、その水音を通して秋を感じることができます。