この記事を書いた人 バス市場編集部
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オリオンバスの定番車両「コンフォート」の特徴を写真でお見せします!
記事作成日: 2019-08-21
オリオンバスの高速バスには、さまざまなタイプが存在します。その種類は多く、同じ路線でも必要に応じて異なるタイプのバスが使われることもあります。
ネットの予約画面などで、いくつもの便を眺めていると、一番目につきやすいのは「コンフォート」というタイプでしょう。今回は、この「定番」とも言えるコンフォートにどのような特徴があるのか、写真を使ってご説明します。
目次
オリオンバスの高速バスは7タイプ
オリオンバスでは、運行路線の所要時間や乗客数など、さまざまなことを考慮して7種類のバスを使い分けています。これを最も高級なものからシンプルなものへと並べていくと、次の表のようになります。
タイプ | 備考 |
プライベートトリプル | 最も高級・快適 |
リラックスプラス | |
リラックス | |
コンフォート | |
のびのびプラス | |
のびのびシート | |
スタンダード | 最もシンプル・リーズナブル |
多くのタイプに共通する、オリオンバス全般の特徴は【高速バスならオリオンバス!快適な旅を支える工夫をご紹介!】でまとめています。こちらもぜひご覧ください。
今回ご紹介する「コンフォート」は、一番上の「プライベートトリプル」と一番下の「スタンダード」のちょうど中間に位置する、料金と快適さのバランスが絶妙なバスです。
写真で見るコンフォートの特徴
みなさんにコンフォートへの乗車気分を味わっていただけるよう、今回は実際の車内を撮影した写真を多数ご用意しました。コンフォートの特徴の一つ「余裕のある座席間隔」が、この写真からも想像できるのではないでしょうか。
その他の特徴についても、写真でわかりやすくご紹介します。
足元に余裕アリ!10列配置で前の席との間隔を確保!
バスの快適さを左右する要素の中で、とても重要なものの一つは「座席の数」です。車体の大きさが同じなら、座席の数が少ない方が各席の固有スペースが広くなり、窮屈な印象を受けにくくなります。
一般的な観光バスでは、「中央通路の左右に2席ずつの計4席」を、「前から後ろに向かって11~12列」配置することで、快適さと乗車可能な人数のバランスをとっています。それに対し、オリオンバスのコンフォートの座席は全10列です。
数字の上ではわずかな違いのようですが、実際に座ってみるとその効果は大きく、足元に余裕が感じられます。また、前の方が座席を倒した時の圧迫感も少なくなっています。
何度か休憩で外に出る機会はあるものの、高速バスで移動する際は、所要時間の大部分を車内ですごすことになります。もし座席間隔に余裕が無いと、到着まで「もうすこし広ければ……」という小さなストレスや不満を抱え続けてしまうかもしれません。コンフォートの座席間隔は、その「もうすこし」という気持ちに、うまく応えてくれます。
すべての座席にコンセントまたはUSBポートをご用意!
旅先での写真・動画撮影もスマホ一つで行える現代ですが、より本格的な撮影をしたい時には、やはり専用のデジカメやビデオカメラが欲しくなります。ある程度滞在が長くなるようなら、ノートPCなども必要になるかもしれません。
こうした機器に共通する問題はバッテリーです。数が多くなると、すべてを確実に充電するのはとても面倒ですし、スマホのように常に使い続けているものは、「出発の数日前に充電しておく」という対策もとれません。そして自宅を出る前の慌ただしい時間には、するべきことをつい忘れてしまうというミスが起こりやすいものです。
コンフォートの各座席には、コンセントまたはUSBポートが装備されていて、目的地までの移動中にこうしたデジタル機器を充電することができます。
デジカメやビデオカメラは、たとえバッテリーが空になっていても到着と同時にすぐ撮影に使えますし、スマホや携帯ゲーム機、音楽プレイヤーといった車内で利用する機器のバッテリー切れも気にする必要がありません。
夜行便に必須のブランケットも完備!昼行便でも使えます!
夜行便では、ほぼ必需品となるブランケット(毛布)。多くの高速バスでは貸し出しが行われていますが、まれに用意されていないこともあり、その場合はかさばる荷物が増えることになります。
コンフォートの夜行便は、もちろんブランケットを完備しています。走行中の車内という、いつもとは違う環境による不安や緊張は、すこし眠気を遠ざけてしまうかもしれません。そんな時も、ブランケットの柔らかさや暖かさが気持ちを落ち着け、心地よい眠りに導いてくれるでしょう。
一方、昼行便でのブランケットの必要性は運行会社によって意見が分かれていて、「ブランケットは夜行便のみ」という高速バスも見られます。ですが、コンフォートの場合は、昼行便でも入口にご用意しています。
冷房が効きすぎている時や体調を考えて身体を温めたい時など、昼行便でもブランケットが欲しくなる状況はあるものです。ブランケットが必要になった時には、いつでもご自由にお使いください。
使い捨てスリッパも全席に!荷物をさらに減らせます!
路線バスや普通の電車のように、席が決まっていない乗り物では、気軽に靴を脱いでリラックスすることはできません。しかし、高速バスには自分だけの座席がありますから、足が苦しいと思った時には、いつでも靴を脱ぐことができます。
夜行便なら、多くの方はより眠りやすくするためにほぼ確実に靴を脱ぐでしょうし、昼行便でも、距離が長くなればなるほど靴を脱ぎたいという気持ちは大きくなります。
その時、あると便利なのがスリッパです。ブランケットと同じく、こちらも会社によって考え方は違い、すべての高速バスに必ず用意されているわけではありません。しかし、コンフォートは夜行便・昼行便どちらも全席に完備。使い捨てタイプなので、衛生面も安心です。
使い捨てスリッパは100円で手に入るような物ですが、コンビニでは見つけられないことも多く、出発間際にバスに無いことを知っても間に合わないことがあります。目立ちにくい存在ですが、高速バスに用意されていると助かるアイテムの一つです。
仕切りカーテンで飛沫感染防止とプライベート空間を確保!
オリオンバスでは「仕切りカーテン」を設置することで、飛沫感染防止の対策とプライベート空間を確保しています。
特にコロナ禍においての夜行バス・高速バスの利用は、不安がつきものですね。オリオンバスでは、車内でより快適・安心に過ごせる空間を目指し、すべての座席間と通路側にも仕切りカーテンを取り付けています。
仕切りカーテンを設置することで、隣に座っている方との距離を取ることができ、新型コロナウイルスの飛沫感染防止対策となります。また仕切りカーテンは各シートを倒した状態で顔が隠れる長さになっているため、隣の方を気にすることなく、夜行バスで睡眠の際も安心して過ごせますよ。
なお仕切りカーテンの上部はメッシュ素材を採用しているため、換気的にも問題はありません。