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東京から日帰りするならココ!首都圏からすぐ行けるスキー場10選
記事作成日: 2019-05-09
ゆっくりと安らげる宿に泊まり、おいしい食事や温泉を楽しみながら、スキー・スノボを満喫する……というのがスキー旅行の理想形ですが、それが常に実現できるとは限りません。実際には、さまざまな理由によって宿泊という選択肢を選べず、日帰りになってしまうことも多いのではないでしょうか。
日帰りスキーでは、スキー場選びがとても重要です。あまり遠い所を選んでしまうと、到着するまでに疲れてしまう可能性がありますし、かなり早い時点で帰り支度を始めなければならないかもしれません。
今回はそんな心配の無い、首都圏からアクセスしやすく、長時間滞在できるスキー場を10ヶ所ご紹介します。
目次
群馬県のスキー場
川場スキー場
都内からの所要時間:約120分
東京方面から北へ向かって関越道を走っていくと、周辺に多くのスキー場が存在する沼田インターが現れます。「川場スキー場」は、この群馬県・沼田インターから最も近いスキー場で、練馬インターから考えれば片道約2時間というアクセスの良さが魅力です。
単純に近いだけでなく、「立体駐車場がスキーセンターと一体化している」という工夫もあり、駐車してからゲレンデに出るまでがとてもスムーズです。日帰りスキーではわずかな時間のロスも気になりますから、これは助かります。
コース配分にも特徴があり、初級コースは10本中2本のみで、中級コースと上級コースが4本ずつという、中級者以上を意識した構成になっています。経験を積んだ中~上級者におすすめしたいスキー場と言えるでしょう。
- スキー場名:川場スキー場
- 住所:〒378-0101 群馬県利根郡川場村川場高原
- 電話番号:0278-52-3345
- URL:http://www.kawaba.co.jp/
- 営業時間:08:30~16:00
(※12月中旬~3月下旬の土日祝は08:00~16:00) - 駐車場:全日無料
- アクセス:関越自動車道・沼田インター
⇒川場スキー場(約25分・約17km) - 往復バス+リフト券:4,900円~(2018-2019シーズン)
たんばらスキーパーク
都内からの所要時間:約120分
「たんばらスキーパーク」もまた、沼田インターから近いスキー場です。駐車場とリゾートセンターがある最下部でも標高1,250m、最上部は1,550mという高い場所に造られているため、雪質はスキーの本場にも負けないほど。雪も溶けにくく、毎年ゴールデンウィーク頃まで営業しています。
全体にファミリーを意識した造りで、上級コースは8本中たった1本のみ、中級コース3本も最大斜度こそ20度前後ですが、平均斜度は10~13度という、それほど厳しくないものになっています。
残る4本の初級コースはすべて平均斜度が10度以下で、最も緩い「ファミリーコース」はわずか5度です。パークも中~上級者向けの「ジョイフルパーク」の他に「ビギナーパーク」があり、滑りやすいコースと共に上達に役立ってくれます。
- スキー場名:たんばらスキーパーク
- 住所:〒378-0071 群馬県沼田市玉原高原
- 電話番号:0278-23-9311
- URL:https://www.snow-tambara.jp/
- 営業時間:平日08:30~16:30
土日祝08:00~16:30 - 駐車場:平日無料
土日祝および年末年始1,000円 - アクセス:関越自動車道・沼田インター⇒
県道266号⇒たんばらスキーパーク(約30分・約19km) - 往復バス+リフト券:4,900円~(2018-2019シーズン)
丸沼高原スキー場
都内からの所要時間:約165分
「丸沼高原スキー場」は、沼田エリアのスキー場の中では最も奥(=東)の方にあるスキー場です。アクセスの良さという点ではやや不利ですが、群馬県内とは思えないほど豊富に積もる雪と、その質の良さは、往復の苦労をたちまち忘れさせてくれます。
近年リニューアルされたセンターステーションも、日帰りスキーの満足度を上げてくれる快適な施設です。館内にはサウナ付きの温泉もあり、大きな窓の外に広がる雪景色を見ながら汗を流せます。
サラサラの雪が積もったゲレンデに用意されているコースの数は13本で、最長滑走距離は約4,000mと、スキー場としての規模はなかなかのもの。コースの多くは初~中級者を対象としたもので、平均斜度が9度以下のものも3本あります。
- スキー場名:丸沼高原スキー場
- 住所:〒378-0414 群馬県利根郡片品村東小川4658-58
- 電話番号:0278-58-2211
- URL:https://www.marunuma.jp/winter/
- 営業時間:08:15~16:30
- 駐車場:平日無料
土日祝および特定日1,000円 - アクセス:関越自動車道・沼田インター⇒
R120(日光方面)⇒丸沼高原スキー場(約50分) - 往復バス+リフト券:5,300円~(2018-2019シーズン)
栃木県のスキー場
ハンターマウンテン塩原
都内からの所要時間:約150分
夏は涼しい那須高原と塩原高原は、冬は栃木県の貴重なスキーエリアとなります。「ハンターマウンテン塩原」は、このエリアを代表する大規模スキー場です。
コースの数は12本で、初級・中級・上級が4本ずつ(※中級の2本は初~中級)用意されているため、スキー旅行のメンバーの腕に大きな違いがある場合でも、誰もが相性の良いコースを見つけやすくなっています。
一つのコースの長さは最も長いものでも1,000mほどで、700~800m前後のコースが目立ちますが、最長ルートは約3,000mにもなり、近場のスキー場とは思えない満足感を味わえます。快適で使いやすい施設やアトラクションなど、ファミリーへの配慮が優れているという点も、高く評価されています。
- スキー場名:ハンターマウンテン塩原
- 住所:〒329-2922 栃木県那須塩原市湯本塩原字前黒
- 電話番号:0287-32-4580
- URL:https://www.snow-hunter.jp/
- 営業時間:平日08:30~16:30
土日祝8:00~16:30
(※オープン~1月末までと、4月は全日16:00まで) - 駐車場:平日無料
土日祝および年末年始1,000円 - アクセス:東北自動車道・西那須野塩原インター⇒
R400(塩原方面)⇒日塩もみじライン(有料)⇒
ハンターマウンテン塩原 - 往復バス+リフト券:4,900円~(2018-2019シーズン)
山梨県のスキー場
カムイみさかスキー場
都内からの所要時間:約80分
「カムイみさかスキー場」は、一般的な(=屋内型のような特殊なタイプでない)スキー場の中では、都内から最も近いスキー場です。まったくスキー・スノボの経験が無く、どんなものか試してみたいという時には、手軽に行けるこのスキー場を候補に入れることをおすすめします。
アクセスの良さ以外の大きな特徴は、(必要以上の)難しさや面倒さとは反対の、良い意味での「簡単さ」です。全5本のコースの配置は単純そのもので、悩む部分がありません。コースも(緩やかなS字型の上級コース以外は)ほぼ直線ですし、傾斜も適度です(※最大斜度15~21度・平均斜度9~15度)。
それぞれの長さも300~500mと短めで、滑走、リフト、滑走……という繰り返し練習をテンポよく進められます。
- スキー場名:カムイみさかスキー場
- 住所:〒406-0813 山梨県笛吹市御坂町上黒駒5321-1
- 電話番号:055-264-2614
- URL:http://misaka.kamuisp.com/
- 営業時間:平日09:00~17:00
土日祝08:30~17:00 - 駐車場:全日無料
- アクセス:中央自動車道・一宮御坂インター⇒
R137(河口湖方面)⇒カムイみさかスキー場(約15分・約10km) - 往復バス+リフト券:3,900円~(2018-2019シーズン)
ふじてんスノーリゾート
都内からの所要時間:約90分
富士山の麓のエリアにある「ふじてんスノーリゾート」には、その大きく美しい姿を間近で見られるという楽しみがあります。中央道の本線は富士山のだいぶ北側を通りすぎますが、手前の大月ジャンクションで富士山側に分岐する道(=富士吉田線)のインターが利用できるため、アクセスは簡単です。
場内は最大斜度10度の緩やかなコース1本とキッズエリア「ちびっこ愛ランド」だけが存在するエリアと、さまざまなレベル・長さの7本のコースが配置されているエリアにハッキリと分かれた設計で、お子様と訪れても安心です。
複数のコースを持つエリアには、多くのアイテムをそろえたパークもあり、さらにビギナーのための「コソ練」パークも用意されています。
- スキー場名:ふじてんスノーリゾート
- 住所:〒401-0320 山梨県南都留郡鳴沢村字富士山8545-1
- 電話番号:0555-85-2000
- URL:https://www.fujiten.net/
- 営業時間:平日08:30~17:00
土日祝08:00~17:00
ナイター16:00~22:00(※12/31と1/1は20:30まで) - 駐車場:平日無料・土日祝および年末年始1,000円(※15時以降は無料)
- アクセス:中央自動車道河口湖I.C.⇒
R139⇒ふじてんスノーリゾート(約20分・12km) - 往復バス+リフト券:4,300円~(2018-2019シーズン)
長野県のスキー場
富士見パノラマリゾート
都内からの所要時間:約120分
「富士見パノラマリゾート」は、中央道で山梨県を抜けた辺りにあります。最寄りインターからの所要時間も約7分と短く、長野県のスキー場とは思えないほど気軽に滑りに行くことができます。
県内でも南側に位置する佐久や軽井沢、そしてこの富士見といった地域は晴天率が高く、ここでは富士山や八ヶ岳が生み出す風景を毎日のように楽しめます。
コース数は全8本ですが、中級と上級コースはすべて山頂から麓までのルートにまとめられていて、1本の巨大なコースのようになっています。ゴンドラで山頂に上り、このメインルートを使って約3,000mの連続滑走に挑むのが、中~上級者向けの楽しみ方です。下部には(メインルートから独立した場所に)初級コースも2本用意されています。
- スキー場名:富士見パノラマリゾート
- 住所:〒399-0211 長野県諏訪郡富士見町富士見6666-703
- 電話番号:0266-62-5666
- URL:https://www.fujimipanorama.com/snow/
- 営業時間:08:30~16:30
- 駐車場:全日無料
- アクセス:中央自動車道・諏訪南インター⇒富士見パノラマリゾート(約7分)
- 往復バス+リフト券:4,600円~(2018-2019シーズン)
佐久スキーガーデンパラダ
都内からの所要時間:約120分
「佐久スキーガーデンパラダ」は、関越道のパーキングエリアから、巨大なエスカレーターを使って直接入場できるスキー場です。他のスキー場は、どれほどインターから近くても「所要時間0分」ということはありませんから、高速道路からのアクセスの良さは日本一です。
場内は、山頂から始まる上級コースの下に初級コースがつながったシンプルな形の「南パラダ」と、複数のコースが並んで配置されている「北パラダ」で構成されています。
どちらにもセンターハウスとキッズランドがあるため、エスカレーターがつながっている南パラダだけで遊ぶこともできますが、山頂経由や麓を走るシャトルバスなどで北パラダへ行けば、さらに楽しみの幅が広がります。
- スキー場名:佐久スキーガーデンパラダ
- 住所:〒385-0003 長野県佐久市下平尾2681
- 電話番号:0267-67-8100
- URL:https://saku-parada.com/
- 営業時間:08:30~16:30
- 駐車場:全日無料
- アクセス:関越自動車道⇒
上信越自動車道・佐久平パーキングエリアからエスカレーターで佐久スキーガーデンパラダへ - 往復バス+リフト券:4,400円~(2018-2019シーズン)
軽井沢プリンスホテルスキー場
都内からの所要時間:約120分
北陸新幹線の停車駅のすぐ近くにある「軽井沢プリンスホテルスキー場」は、車でのアクセスも良好で、スムーズに走れば練馬インターから2時間ほどで到着できます。
コース配分は初級5本・中級2本・上級3本で、中級者向けがやや少なめです。しかし、この2本はいずれも最上部(またはその付近)から始まり、麓まで続く1,000mと800mのやや長めの直線コースで、上級コースに挑戦する前の程よいステップとなってくれます。
サービスや食事は、さすが大手ホテルの運営するスキー場と思わせてくれるほどハイレベル。駅前には「軽井沢・プリンスショッピングプラサ」もあり、スキー・スノボをやや早めに切り上げて、こちらに立ち寄るというプランも考えられます。
- スキー場名:軽井沢プリンスホテルスキー場
- 住所:〒389-0102 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢
- 電話番号:0267-42-5588
- URL:http://www2.princehotels.co.jp/ski/karuizawa/
- 営業時間:08:00~17:00(※11/3~12/21は08:30~16:30)
ナイター16:00~20:00(※毎週火・水・木曜日はナイター定休日。ただし1/1~1/3は除く) - 駐車場:平日無料 土日祝1,000円
- アクセス:上信越自動車道・碓氷軽井沢インター⇒
軽井沢プリンスホテルスキー場(約13km・約15分) - 往復バス+リフト券:5,000円~(2018-2019シーズン)
新潟県のスキー場
神立高原スキー場
都内からの所要時間:約120分
群馬・栃木といった関東の県と比べると、少々遠く感じてしまう新潟県ですが、「神立高原スキー場」がある越後湯沢エリアは関越道で群馬県を出ればすぐで、そこまで遠いわけではありません。
このスキー場はインターからの距離が約3分と非常に近いこともあり、日帰りでもストレスを感じずに利用できます。大規模な入浴・仮眠施設「神の湯」や、ストレスを感じにくいリフト配置なども、日帰り利用を力強くサポートしてくれます。
本場のスキー場らしく、上級コースには最大斜度45度という強烈なものもありますが、上級者専用というわけではなく、各レベルのコースは4~5本ずつ均等に用意されています。ビギナーも平均斜度6度の初級コース「ベガ」からスタートし、平均斜度10度・12度・15度の他の初級コースで着実にステップアップすることができます。
- スキー場名:神立高原スキー場
- 住所:〒949-6102 新潟県南魚沼郡湯沢町神立4121-1
- 電話番号:025-788-0111
- URL:http://www.kandatsu.com/
- 営業時間:平日08:00~16:30
土日祝07:00~16:30
ほぼオールナイト営業18:00~翌4:00(※12/21~3/30の土日祝の前夜) - 駐車場:全日無料
- アクセス:関越自動車道・湯沢インター
⇒R17⇒神立高原スキー場(約3分・約1Km) - 往復バス+リフト券:5,900円~(2018-2019シーズン)
運転に自信が無い場合はスキーツアーがおすすめ!
いくら近いと言っても、20~30分のドライブでスキー場へ行くことはできません。コンディションの悪い冬の道を、それなりに長い時間走る必要があります。到着後にスキー・スノボという激しい運動を行い、帰りもまた運転することを考えると、そこに不安を覚える方も多いのではないでしょうか。
この問題を簡単に解決できる手段が、バスによるスキーツアーです。これは簡単に言えば往復のバスとリフト券のセット販売で、スキー場では(帰りの集合時間まで)完全に自由に行動できます。
滞在時間はスキー場によって異なるものの、朝発バスでの日帰りスキーツアーでも6時間以上確保されていることが多いですし、夜に出発して早朝に到着する夜発バスのツアーなら、さらに長くなります。もちろん宿泊ツアーもありますが、日帰りツアーでもスキー・スノボは十分楽しめます。
また、スキーバスツアーは料金も安く、スキー旅行をより身近で手軽なものにしてくれます。多くのツアーにはレンタル(※スキー板・スノーボード・ウェアなど)のオプションも用意されていて、手ぶらスキー・スノボのネックとなるレンタル費用も減らせます。