この記事を書いた人 バス市場編集部
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東京―名古屋間 夜行バス移動のメリット・デメリットは?
記事更新日: 2022-08-07
旅行の計画を立てるとき、できるだけ交通費は安く済ませて、現地での楽しみに使えるお金をとっておきたいものですよね。
もし観光地・名古屋へ行くなら、人気の観光スポットを訪れたり、名古屋ならでは美味しいグルメを食べ歩きしたり!名古屋ではいろいろな楽しみ方があるので、お金はいくらあっても足りないくらい・・・。
そして名古屋の魅力を存分に満喫するには、できるだけ現地に長く滞在したいものですが、新幹線利用でも東京からの移動に時間はかかるため、当日朝からガッツリ名古屋を観光するには前泊必須!宿泊費も必要となります。
そこで今回はご提案です~。これから計画する名古屋旅行は、交通費が安く!寝ている間に移動できる「夜行バス」を利用してみてはいかがでしょうか?
今回は、夜行バスのメリット・デメリットに加えて、名古屋旅行で夜行バスの活用法、新幹線と比べて乗車時間・料金はどう違うのか?など、まとめてご案内します。
目次
最近の夜行バスってどんなイメージ?
かつての夜行バスは「体力や時間に余裕があって、お金を節約したい若者向けの交通手段」というイメージがありましたが、最近の夜行バスは「お金と時間の両方を有効に活用したい人から人気の交通手段」へと変わり、ビジネスシーンや大人の方の旅行でも多く利用されています。
とはいえ、元々夜行バスは長時間の乗車がしんどいイメージがあったため、長距離移動を快適に過ごせるようになった!と言われても、なかなか利用するのは勇気がいりますよね。
例えば、東京→名古屋行きの夜行バスで多いバスタイプ「コンフォート」は、縦10列の足元ゆったりワードシート! シート幅・ピッチがゆったりで、快適に過ごせる空間を確保しています。
またリーズナブルな価格設定でありながら、車内設備も充実。コンセントまたはUSBジャック付きだから携帯電話・スマートフォンの充電切れを心配する必要は無く、新型コロナウィルス感染防止対策のセパレートカーテンや個包装で安心のブランケット貸出しもあり、スリッパ・脚置きスタンド付きでリラックスして過ごせます。
そしてオリオンバスでは乗車前から全席リクライニングで用意されているので、後ろの方を気にすることなく、バスに乗車しながらしっかり睡眠をとって時間を有効活用できますよ。なおコンフォートにはトイレは付いていませんが、移動中2~3時間ごとにトイレ休憩がありますので、その点はご安心くださいね。
オリオンバスの夜行バスには、さまざまな種類のバスタイプがありますので、詳しくはバス市場のサイトをご確認ください。
東京・名古屋の夜行バス メリットは?
格安料金でリーズナブル
東京・名古屋間の夜行バスを利用するにあたり、やはり一番のメリットはなんといっても、格安な料金設定です。7月~8月の繁忙期でも夜行バスなら最安値価格が3,300円(※価格は変動します)という便もあり、なんと新幹線の料金(普通車指定席だと11,300円)の三分の一以下!
交通費をリーズナブルに、できるだけ名古屋観光やレジャー・食べ歩きにお金をかけたいと考えている人には魅力的ですよね。
ホテル代が浮く!
東京・名古屋間の夜行バスなら、基本的に夜東京を出発・明け方名古屋に到着するため、前泊のホテル代を浮かせられる上に、当日朝から名古屋観光を満喫できます。
2022年7月現在の「東京→名古屋」の夜行バスは、東京を23時20分に出発、そのまま車中泊し、名古屋に5時15分頃に到着するスケジュールとなっています。
車中泊なのでホテルの宿泊費は不要、事前にホテルをリサーチして予約手配する必要もありません。そして当日朝早くから名古屋観光を楽しむことも可能。名古屋はモーニング文化も魅力の1つなので、到着後少しお散歩してから美味しいモーニングを味わってもいいですね。
時間を有効活用できる
東京・名古屋間の夜行バスなら、少し睡眠をとっている間に、現地に到着!時間を有効に活用できます。
2022年7月現在の「東京→名古屋」の夜行バスの所要時間は約6時間と、ちょっと睡眠をとるのにはぴったりの長さです。また東京を23時20分に出発するので、例えば金曜日夜に一旦帰宅してからバス乗り場に向かい、そのまま車中泊。土曜日の明け方5時15分頃に名古屋到着後、たっぷり名古屋観光を満喫!といったスケジュールも可能ですよ。
名古屋でのんびり過ごすにしても、ガッツリ遊びまくるとしても、現地での時間に余裕がなければできないこと。寝ている間に移動を済ませて、朝早くから楽しめる時間を確保することは、交通費やホテル代の節約以上に魅力的に感じる方も多いかもしれませんね。
東京・名古屋の夜行バス デメリットは?
移動の所要時間がかかる
夜行バスのデメリットの1つに、移動のための所要時間がかかることが挙げられます。東京から名古屋に向かう夜行バスの所要時間は、およそ6時間。新幹線の約1時間40分と比べて、確かに夜行バスの方が移動に時間がかかりますね。
時間に余裕がある方にとっては、何ら問題にはなりませんが、目的地に急いで向かいたい方にとっては、夜行バスのデメリットの方が大きく感じられるかもしれません。
それなりに体に負担がかかる
東京・名古屋間の夜行バスは、長時間・長距離移動することになるため、それなりに体に負担がかかります。移動中は車中泊で睡眠時間を確保できる!・・・とはいえ、バスの振動は体の休息の妨げになり、ベッドや布団で眠るより疲れる可能性も考えられます。
よって、長時間・長距離移動する夜行バスの中でよりリラックスして過ごすには、利用するバスの設備やシートタイプを事前にチェックすることも大切ですよ。座席シート幅・ピッチがゆったりした仕様のバスタイプならより楽な姿勢で過ごせますし、コンセントまたはUSBジャック付きなら眠っている間にスマホの充電もできて安心です。
また人間の体は、眠りにつく前にどれだけリラックスできるか?で休息の質が変わるものです。
例えば、乗車前のシャワーや、ゆったりとした服装、お気に入りの本を持ち込むなど、夜行バスに乗車中もできるだけ自分の部屋で過ごしているかのようにリラックスできる環境を整えましょう。アイマスクも睡眠の質を高めるのに効果的ですよ。
どんな人が隣に座るか分からない
夜行バスでは、予約時の座席指定は不可、乗車当日までどんな人が隣に座るか分からないのも、デメリットの1つですね。
東京・名古屋間の夜行バスは深夜の運行となり、一晩バスの中で過ごすことになりますので、特に女性の方は「隣にどんな人が座るのか?」と不安に感じてもおかしくありません。
オリオンバスのシステム「女性安心エリア」では、夜行バスを女性1人で利用するとき、その方の隣には必ず女性になるよう配席してもらえるので安心ですよ。また女性だけの奇数人数グループで利用の場合も、隣は女性になるよう配席してもらえます。このシステムにより、女性の方も気兼ねなく安心して夜行バスを利用できるのは魅力的ですよね。
到着時間が変動するかも?
夜行バスでは、主に高速道路を利用するため、予定していた到着時間が変動する可能性もあります。
というのも、新幹線や飛行機といった他の交通機関に比べて、高速道路では渋滞に巻き込まれることもあるため。昼間の高速バスに比べると、夜は渋滞が比較的少ないといえますが、もし到着時間が遅れても大丈夫なように、旅の計画には余裕を持たせましょう。
安全面が心配?
以前、運転手の過剰労働による事故が話題になったこともあり、夜行バスの安全面を心配される方も多いですよね。
現在では、国土交通省がきちんとした安全基準を設け、各バス会社でもそれに準じた形で運転手を配置しているため、夜行バスの安全性への配慮は十分となっているため、その点はご安心ください。
なおオリオンバスの夜行バスでは、法律的には運転手が1人で走行可能な距離でも、安全面を優先。走行距離に関わらず、全便運転手2人で運行しています。またオリオンバスの車両には、ドライバー席の「車線逸脱の警報」や「被害軽減ブレーキ」や、万が一事故が起きても被害を最小限に抑えられる「非常ブレーキ」といった、安全性能の設置数も随時増やしている状況です。
交通費を抑えつつ、現地での時間を観光にたっぷり使う!夜行バスの活用方法!
早朝到着で、朝早くからたっぷり観光!日帰りでの名古屋旅行も可能に!
東京から名古屋に行くときに、朝一番の新幹線(乗り換えなし)に乗った場合の到着は7時半頃ですが、夜行バスだと5時15分頃到着する便があります。早朝に到着することで、朝早くからたっぷり名古屋観光できますよ。
また帰りの夜行バスは、深夜24時45分に名古屋を出発し、翌朝6時半頃東京に到着する便があります。
こちらを利用すれば、早朝から晩までフルに名古屋でたっぷり過ごし、観光や食べ歩き・野球観戦・コンサートなどを満喫。行きも帰りも夜行バスの車中泊だから名古屋のホテルに泊まる必要はなく、日帰りでの名古屋旅行も可能ですよ。
名古屋といえば名物グルメ!美味しいものを食べ歩きして、観光も楽しむ日帰り旅行も!
名古屋といえば、名物グルメ。味噌カツ・手羽先・味噌煮込みうどん・ひつまぶし・あんかけスパに、小倉トースト!美味しい名古屋グルメを味わえる名店がたくさんあります。とはいえ、胃袋に入る量には限りがあるもの。現地でどれを食べようか?と悩むのも楽しみの1つですよね。
また名古屋ではおしゃれなモーニングも人気。朝食は喫茶店で食べるのが名古屋ならではの独特の文化で、朝早くから美味しいモーニングをオーダーし、素敵な1日をスタートできます。
モーニングのスタイルはお店によってさまざま、珈琲などの飲み物をオーダーするとトースト・ゆで卵が無料で付いてくるベーシックなスタイルから、好きなメニューや和食が楽しめるお店もあります。ぜひ事前にリサーチしてみてくださいね。
名古屋グルメでお腹がいっぱいになったら、観光スポットを存分に満喫。400年の歴史ある名古屋城、国宝・重要文化財の熱田神宮、世界の海の生き物に出会える名古屋港水族館、動物を身近に感じられる東山動植物園、ファミリー向けのレゴランド、トヨタグループ発祥の地!トヨタ産業技術記念館などなど。名古屋は観光スポットの種類も多いので、たっぷり楽しんでくださいね。
野球観戦やコンサート・イベントを最後まで楽しめる!
名古屋には、ナゴヤドームでの野球観戦やコンサート、日本ガイシホールでのライブイベントなどを目的に訪れる人も多いようです。
名古屋から東京に帰るときに、終電の新幹線(乗り換えなし)は22時12分に出発します。新幹線で帰るとなると、会場から名古屋駅までの移動も必要ですし、帰りの出発時間に間に合うのか?気になって最後までイベントを楽しむのは難しそうですね。
その点、名古屋から東京に向かう夜行バスなら、24時45分に出発。この時間ならイベントを最後まで楽しんで、さらに名古屋市内をプラプラ散歩してからの乗車でも間に合うくらい、時間に余裕があります。夜行バス乗車中は、イベントの余韻にひたったまま、疲れた体をしっかり休ませて眠り、翌朝6時半頃東京に到着するスケジュールとなっています。
名古屋から東京への移動に夜行バスを利用すれば、「せっかく野球観戦やコンサートなどのチケットを買って名古屋まで行くなら、最後までイベントをしっかり楽しんで帰りたい!」という願いを叶えることができますよ。
夜行バスと新幹線、それぞれの乗車時間・料金の違いは?
それでは、東京→名古屋への夜行バスと新幹線、それぞれの乗車時間・料金は、どれくらい違っているのでしょうか?
以下は、2022年7月6日現在の情報(7月~8月のカレンダーを参照)となります。夜行バスの料金は、利用する時期や便によって異なりますので、詳しくはHPで最新の情報をご確認くださいね。
夜行バス | 新幹線(普通車指定席) | |
乗車時間 | 約5時間55分 | 約1時間40分 |
料金 | 3,300円~8,500円 | 11,300円 |
※料金は変動します。
名古屋旅行に、夜行バスは合っているか?は人ぞれぞれ
名古屋旅行に、夜行バスが合っているかどうか?は、旅行の計画を立てているご自身のタイプ、今回の旅行の計画内容・目的によって変わります。
例えば、普段から寝つきの悪い方なら、いつもと違った環境でリラックスして睡眠をとることは難しいかもしれず、その結果到着後の観光に支障がでる可能性もあります。それに対し、子どもの頃から車で寝るのが好きだったという方や、深夜の長旅にワクワクするタイプの方には、夜行バスの選択がさらに旅を楽しめる要素になることもあり得ますね!
今回ご紹介した夜行バスのメリット・デメリットをよく吟味し、自身で「夜行バスでの旅を楽しめるか?」、そして「夜行バスで移動することでさらに楽しい旅行にできそうか?」をポイントにチェックしてみてくださいね。