この記事を書いた人 バス市場編集部
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今週末、牛タン食べに行く? 東京・仙台の夜行バス メリット・デメリットは?
記事作成日: 2018-08-17
まずは知っておこう! 夜行バスのメリットとは?
なんといっても料金が格安。閑散期は東京→仙台3000円の日も!
夜行バスの最大のメリットといえば、やはり価格です。
閑散期の4列シートタイプはなんと片道3000円! 驚きの安さです。ゆったりと座れる3列シートタイプを選んだとしても4900円ですから、それでも往復で10000円を切るという安さです。浮いたお金で仙台ならではのおいしいものを食べたり、観光を楽しんだりすることができますね。
安いからといって、品質が悪いかといえば決してそんなことはありません。国で定められた基準よりも高い基準で、乗務員2名での安全運行はもちろんのこと、定期的に協議会を開催して、品質向上のための協議や講習をきちんと実施しています。
<バスの協議会について>
参照:https://www.bus-ichiba.jp/safety/oriontour/
車中泊なので、ホテル代・時間の節約に!
夜の寝ている時間を移動にあてることができるので、起きている時間を無駄なく使うことができます。現地滞在時間を最大限まで長くできますので、観光はもちろん、お仕事の場合にも時間に余裕ができて、少し観光しようなんてことも可能かもしれません。
交通費が安いことに加えて、宿泊費も節約できますから、ますますお得です。新幹線の場合は、まず当日の朝起きて、支度をし、新幹線のりばまでの在来線の移動を経て乗り込みますので、仙台についた時点でちょっとひと仕事終えたような…。
夜行バスの場合は、寝ている間に現地に到着するので、朝の時間を有効に使えます。夜行バス常連の方たちは、車中を快適に過ごせるグッズを用意していくようですよ。ぜひ、そちらもチェックしてみてください。
女性の安全面に配慮されている
基本的に、女性の座席の隣に男性が座ることがないように、予約時に配慮されます。また、車両によっては女性だけのエリアを定めていたり、バス一台まるまる女性専用車というものもあります。
他の交通機関ですと、このような配慮がまだ整っていない場合が多いですが、高速バスでは配慮されています。車中泊の場合は特に、隣に見知らぬ男性が座るのは、やはりどんな女性でも不安ですよね。
シートの種類が選べる
とにかく安く済ませたい方は、スタンダードタイプの4列タイプ。
その他、4列ゆったりタイプという、足元がゆったりしているタイプ。2列+1列の3列シートタイプ、3列独立タイプなどがあります。
3列独立は非常にゆったりとしていて、いわゆる「バス」のイメージよりも「飛行機」の座席に近いような優雅なシートです。もちろん価格もそれなりに変わるわけですが、乗り心地と価格のバランスを自分で決めることができるというメリットがあります。
念のためチェックしておこう。夜行バスのデメリットとは?
体が疲れてしまう可能性がある
バスの振動は、多少なりとも体に負担がかかる可能性があります。中には、車のような場所で寝るのが好きという方もいるでしょうから、一概に全員が負担を感じるとは言えません。
車中泊を楽しく過ごせたり、ぐっすり休むことができたりすれば、それほど疲れとしては感じないかもしれませんが、しっかりと休めるか不安な方は、ゆとりのある3列シート独立タイプをお勧めします。
更に少しでも体の疲れを和らげたい方は、シャワーを浴びるのもおすすめ。出発前は自宅でシャワーを浴びて乗車し、到着後もシャワーが使える施設を利用すると、だいぶ疲れがとれると思います。
タイプによっては車中泊が合わない人も
普段寝つきが悪い方や、少し環境が変化すると寝られない方には合わないかもしれません。もし一睡もできなかったとしたら、体に相当な負担がかかるので、旅行の楽しさも半減してしまいそう。
また、寝ているときに隣に知らない人がいることに抵抗がある方も、夜行バスを快適に過ごせない可能性があります。今回は格安移動のためだと決めて、我慢するというのもありかもしれませんが、せっかく仙台まで行くのですから、事前にご自身の苦手なことをよく考えてみましょう。
サングラス、マスク、ヘッドホンなどを使って上手に過ごす方もいるようですので、このようなものを使って過ごすのもいいかもしれませんね。
到着時間が前後する可能性がある
高速を走るので、道路状況によっては到着が遅れる可能性があります。こればかりはその時にならないとわからないもの。とくに帰省ラッシュ時は気をつけたいところです。
深夜の運行では、それほど大幅な遅れが生じることは少ないとは思いますが、時間には余裕をもって計画を立てられることをおすすめします。基本的には、バスの運行時間は渋滞を見越して計画されていまるため、快適に進めば早く到着するという場合もあります。
せっかく乗るなら上手にプランに組み込もう! 夜行バスの活用方法
早朝に到着することを有効に使おう!
東京から朝一番の新幹線に乗った場合の到着は7時30分頃ですが、夜行バスだと5時頃に到着する便があります。お店が開くまでの間、仙台駅近くの24時間営業のネットカフェなどでシャワーや身支度を整えると、1日をよりスッキリと過ごすことができます。
ここで1時間使ったとしても、まだまだ時間がたっぷりとありますね。仙台駅周辺には7時頃からオープンするお店もありますので、仙台の美味しいモーニングを食べることもできますし、仙台駅から目的地への移動時間にあてることもできます。
<仙台駅周辺 モーニングが食べられるお店について>
参照:https://www.bushikaku.net/article/58092/
仙台の観光地巡りの日帰りも可能!
仙台は日帰りで行くにはもったいないエリアですが、ホテルに宿泊するには少し料金が高めのようです。もし往復で夜行バスを利用すれば、1日中遊ぶことができて、宿泊の必要はありません!
行きはスタンダードバスで料金は抑えて、くたくたになった帰りのバスは3列シートで熟睡など、夜行バスならではのアレンジも可能です。夜行バスの低価格だからこそ、弾丸日帰り観光も検討する余地がでてきませんか?
交通費+宿泊費を考えるとなかなか行こうと思えなかったエリアにも、夜行バスならチャレンジできますね。
イベントもラストまで楽しめる!
東北三大祭りのひとつとも言われている、「仙台七夕祭り」。前夜祭の花火が迫力満点で全国から訪れる方も多いそう。これを見に行ったからには、最後まで楽しみたいですよね。
このお祭りは夜遅くまで賑わっていますが、仙台から東京駅までの最終新幹線は21時44分発。なんとなく帰りの時間が気になって最後まで楽しめない可能性も…。夜行バスなら、23時55分発の便がありますから、お祭りのあと少しお酒を楽しんでも、ゆったりと間に合います。
まとめてみよう。夜行バスと新幹線の違いは?
ここまで、夜行バスのメリット・デメリットを見てきましたが、最後に新幹線を利用したときと比べてどう違うのかをまとめてみましょう。この二つを比べたときには、やはり料金と乗車時間の兼ね合いが一番のポイントですね。
日中移動したほうがいいのか、深夜に寝ながら移動したほうがいいのかも、かなり違いがあるポイントです。現地滞在時間の長さにこだわるかも検討したほうがいいでしょう。
夜行バス | 新幹線 | |
乗車時間 | 約5時間20分〜7時間 | 約2時間~2時間20分 |
料金 | 3000円〜11,700円 | 10,370円〜11,400円 |
現地到着時間 | 5時 | 始発で7時32分 |
現地出発時間 | 23時55分 | 終電で21時44分 |
移動時間 | 深夜から早朝 | 日中 |
<夜行バスと新幹線の料金と乗車時間の参照サイト>
https://idou.me/search/train/tokyo-station-tokyo/miyagi-station-sendai