この記事を書いた人 バス市場編集部
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夜行バスっていい? 東京→大阪間の夜行バスメリット・デメリットは?
記事更新日: 2018-08-09
旅の交通費はできるだけ安く抑えて、現地を楽しむことにお金を使いたいものです。
また、できるだけ滞在時間を長くして楽しみたいですよね。でも移動の時間を考えると、朝から観光するためには前泊しなくてはいけないし、資金がかさみます…。
格安で移動できる交通手段の夜行バスなら、そんな問題も解決するかもしれません。
夜行バスのメリット・デメリットをチェックして、選択肢のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。
最近の夜行バスってどんな感じ?
夜行バスと言えば、体力があって節約をしたい若者が乗る。なんてイメージは今は薄く、快適なシートタイプも用意されていて、時間を有効に活用したいビジネスシーンや大人の旅行にも重宝されています。とは言え、一晩をバスの中で過ごすのはどんな感じなのか気になりますよね。
出発は都内各所のバス停留所から出発していきます。深夜のライトアップされた停留所にはたくさんの人が集まり、次々に乗り込んでいく様子は、昼間の移動よりも少し特別な雰囲気で、これからどんな旅になるのかとてもワクワクするシーンです。
みなさん、これからの車中泊にむけて、お化粧も落としてリラックスした様子の方が多いです。発車すると、深夜になるにつれて車内灯は落とされていき、おやすみモードに。
途中SAでの休憩を数回挟みながら、目的地まで向かいます。ぐっすり眠ることができれば、起きたときには目的地に!到着時間は早朝なので、ひんやりと新鮮な空気の中、バスを降りる。というような感じです。
ひとえに夜行バスと言っても、様々なタイプがあります。
4列シートの、いわゆる普通の観光バスのようなタイプだったり、シート間が空いていて、カーテンで完全にお隣の席とセパレートできるタイプもあったり、アメニティグッズが充実しているもの、到着時間が早いものなど、どのような便にするかは、ご自身のタイプや旅の計画内容によってセレクトできます。
スリッパ、ブランケット、簡易まくらなどの備品、充電できるコンセントなどは用意されている便が多いので事前に確認するといいでしょう。
大阪駅近くには、ネットカフェなどのシャワーやお化粧ができる施設もありますので、事前にチェックしておくことをおすすめします。体がリフレッシュして1日を元気に過ごすことができますよ。
夜行バスのメリットとは?
料金が格安。閑散期は東京→大阪1,900円の日も!ホテル代の必要もなし。
一番のメリットは価格の安さです。新幹線だと新大阪まで14450円に対して、夜行バスの4列シートタイプ1900円は完全に破格です。平日であれば、8月の繁忙期でも平均5000円程度と、他の交通手段と比べてリーズナブル。
少しグレードの良いシートにすれば、価格はあがりますが、車中泊のためホテルに泊まる必要がなく、交通費とホテル代を考えるとそれでもお得と言えるでしょう。
複数の下車場所が選べる
大阪の中でも数箇所の下車場所が選べますので、ご都合の良い停留所を選んでください。
もしUSJに行くなら、新幹線だと新大阪から乗り継いで移動する必要がありますが、夜行バスの場合、目的地まで乗り継ぎなどで下車することはありません。荷物をバスに預けたら目的地まで乗りっぱなしOKなので楽チンですね。
時間を有効に使うことができる
なんといっても、できるだけ多くの時間を観光にあてることが、めいっぱい旅を楽しむためのキーですよね。
ゆったり過ごすにしても、がっつり遊ぶにしても、時間がなければできません! 寝ている時間を移動に充て、朝一から行動するための時間を確保することは、交通費の節約以上に、価値があるという方も多いのでは。
夜行バスのデメリットとは?
体に負担がかかる
眠っているとはいえ、バスの振動は体の休息の妨げになりますし、ベッドで寝るより疲れる可能性があります。人間の体は、眠る前にいかにリラックスできるかで休息の質が違ってきますから、ご自身がリラックスできるものを用意することをお勧めします。
シャワーを浴びてから乗車し、ゆったりとした服装で、お気に入りの本を読むなど、まるで自分の小さなお部屋を作るかのように過ごせる準備をしてみましょう。アイマスクができる方は、睡眠の質を高めるのにおすすめです。
隣にどんな人が座るかわからない
特に夜行バスは、一晩を過ごしますので、女性は特に隣の方が気になりますよね。
最近の夜行バスは、後方が女性座席エリア、前方が男性座席エリアと分かれたものが多いです。そうでなくても、女性の隣には必ず女性が座るように配慮されていますから安心です。
ですが一人で利用する場合は、できるだけセパレートされたシートタイプを選びましょう。
高速なので、到着時間が変動する可能性もある。安全面が心配?
他の交通機関に比べ、渋滞に巻き込まれるなど、到着時間が変わる可能性はあります。昼間の高速バスに比べ、夜は渋滞が比較的少ないですが、余裕を持った計画をおすすめします。
一時期は運転手の過剰労働による事故が話題になっていましたが、現在は国土交通省がきちんとした安全基準を設け、各バス会社をもそれに準じた形で運転手の配置を行い、安全性への配慮は十分されています。
今回の旅行に、夜行バスは合っている?
夜行バスが今回の旅行に合っているかどうかは、ご自身のタイプ、今回の旅行の計画によって変わってきます。普段から寝付きの悪い方であれば、いつもと違う環境でリラックスして過ごすことは難しいかもしれませんし、その後の観光に支障が出るかもしれません。対して、小さい頃から車で寝るのが好きだったという方や、深夜の長旅がワクワクするという方には、更に旅を楽しむ要素として、夜行バスはもってこいの選択肢ですね。
価格や時間などのメリットを見たあとは、ご自身が「夜行バスを楽しめるか」、または「夜行バスを使うことで更に旅行を楽しいものにできるか」をポイントにチェックしてみてください。
楽しい旅になりますように!