この記事を書いた人 バス市場編集部
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東京→福岡間の夜行バス メリットデメリットは?気軽に安くに移動して福岡を観光しよう!
記事作成日: 2022-08-19
旅に出かけるなら、目的地までの交通費は、誰だって安く済ませたいですよね。基本的に移動距離が遠くなれば、その分交通費は増えていきますが、できるだけ旅先で楽しむことにお金を使いたいものです。
もし九州の玄関口でもある福岡県を旅行するのなら、中心都市「博多」や「小倉」などのエリアで、豊かな歴史の観光スポットを訪れたり、飽きのこないグルメを味わったり!福岡での旅の楽しみ方はさまざまなので、たくさんお金がかかりますよね。
その福岡の魅力を存分に満喫するため、できるだけ現地に滞在する時間を長くしたいもの。東京からの福岡旅行だと日帰りではなく、少なくとも1泊以上する人が多いと思いますが、そのホテル代も必要となります。そして飛行機や新幹線利用なら早く移動できるものの、それなりの時間はかかり、交通費も安くはありません。
そこで今回はご提案!次の福岡旅行は、交通費が破格の安さで、しかも移動している間に睡眠をとることができる「夜行バス」を利用してみてはいかがでしょうか? 今回は、夜行バスのメリット・デメリットに加えて、福岡旅行で夜行バスの活用法、新幹線と比べて乗車時間・料金はどう違うのか?など、まとめてご案内します。
でも飛行機や新幹線だと移動時間が早い分交通費が高いし、現地に少なくとも1泊するためのホテル代は必要だし。ほんとお金がかかるなぁ・・・。
目次
最近の夜行バスでは快適に過ごせる!?
ちょっと前までの夜行バスは「格安で利用できるけど、その代わり長時間の乗車が苦痛な乗り物」でしたが、最近の夜行バスでは車内で快適に過ごすための工夫をすることで、ビジネスや大人の方の旅行にも重宝されています。
とはいっても、元々夜行バスは「体力や時間があり、長時間の乗車に耐えてお金を節約したい若者向けの交通手段」といったイメージもあり、ビジネスでの利用や大人の方・体力に自信が無い方にとっては、なかなか一晩バスの中で過ごす気にはなれないかもしれませんね。
ここで最近の夜行バス事情をご紹介。例えば、東京→福岡行きの夜行バスで多いバスタイプ「コンフォート」では、通常は縦11列ある座席を、縦10列にした足元ゆったりワイドシートを実現しています。シート幅・ピッチに余裕があり、車内で移動中も快適に過ごせる空間ですよ。
またリーズナブルな価格設定はそのままに、車内設備も充実。東京~福岡間は距離的にも遠いため長時間の乗車は避けられませんが、その暇つぶしに携帯電話・スマートフォンの充電を使い切ってしまっても心配不要!コンセントまたはUSBジャック付きだから、いつでも好きなときに充電できます。また新型コロナウィルス感染防止対策のセパレートカーテンや、個包装で安心のブランケット貸出し、スリッパ・脚置きスタンド付きで、車内でも落ち着いてくつろげます。
そしてオリオンバスでは乗車前から全席リクライニングで用意されているので、後ろの席に座っている方を気にすることなく、バスで移動中に睡眠をとることも可能!車内でリラックスしながら好きなことをして過ごしたり、お好みのタイミングで一眠りしたり、移動時間を有効に活用できます。
ちなみにコンフォートにはトイレは付いていませんが、移動中2~3時間ごとにトイレ休憩がありますので、その点は問題ありませんよ。オリオンバスの夜行バスには、さまざまな種類のバスタイプがありますので、詳しくはバス市場のサイトをご確認ください。それぞれのバスタイプごとに、車内で快適に過ごすためにどんな工夫がされているのか?写真や図で詳しく説明しています。
東京・福岡の夜行バス メリットは?
交通費が破格の安さ!
東京・福岡間の夜行バスを利用するにあたり、一番のメリットはなんといっても、交通費が破格の安さだということです。
7月~8月の繁忙期でも夜行バスなら最安値価格が7,000円(※価格は変動します)という便もあり、なんと新幹線の料金(普通車指定席の小倉行きだと22,730円/博多行きだと23,390円)の三分の一以下!交通費をできる限り安くして、福岡観光やレジャー・グルメ、そして宿泊費にお金をかけたいと考えている人には嬉しいメリットではないでしょうか。
現地到着時間はそれほど変わらない
破格で利用できるのが魅力の東京・福岡間の夜行バス。前日夜のうちに出発と移動時間は長いものの、当日朝出発の新幹線と比べて、現地に到着する時間はそれほど変わりません。
2022年7月現在の「東京→福岡」の夜行バスは、東京を21時10分に出発、そのまま車中泊し、福岡に翌日の午前中(小倉に10時30分頃、博多に11時40分頃)到着するスケジュールとなっています。それに対し新幹線の場合は、朝5時40分に出発しますが、移動距離があるため、福岡現地への到着は午前中(小倉に10時29分、博多に10時46分)になります。
夜行バスの移動時間は小倉まで約13時間20分/博多まで約14時間30分、新幹線の移動時間は小倉まで約4時間49分/博多まで約5時間6分と、それなりに違いがありますが、結局現地に到着する時間はそれほど変わりないので、三分の一以下の料金で利用できる夜行バスの方がお得感がありますよ。
移動時間を有効活用
東京・福岡間の夜行バスなら、たっぷり睡眠時間をとり、好きなことをして過ごしている間に、現地に到着。移動時間を有効に活用することができます。2022年7月現在の「東京→福岡」の夜行バスの所要時間は、小倉まで約13時間20分/博多まで約14時間30分と、ちょっと長めにかかります。
福岡でのんびり過ごすとしても、あちこち観光スポットをまわるにしても、体力は必須!夜行バスなら乗車しているだけで目的地まで連れて行ってくれるので、しっかり体を休めて体力を温存しておきましょう。
また眠って過ごすことに飽きたら、スマホで現地情報のリサーチや映画鑑賞などをして過ごしてもいいですね。東京→福岡便のバスタイプ「コンフォート」には、コンセントまたはUSBジャックが付いているので、スマホ充電切れの心配もありませんよ。
下車・乗車は2カ所から選べる
東京・福岡間の夜行バスでは、小倉・博多の2カ所から、下車・乗車場所を選ぶことができます。
例えば、行きは小倉で下車し、そのまま小倉を観光。その日のうちに電車で博多まで移動し、ホテルに宿泊。翌朝早くから博多を観光し、夜博多発の夜行バスに乗車して東京に帰る、といった旅の計画も可能ですよ。
東京・福岡の夜行バス デメリットは?
移動時間が長い・・・
夜行バスのデメリットの1つに、移動時間が長い点があげられます。特に東京~福岡間は距離的にも遠いため、長時間の乗車は避けられません。
東京から福岡に向かう夜行バスの所要時間は、小倉まで約13時間20分/博多まで約14時間30分。新幹線の約5時間前後と比べると、確かに夜行バスの方が移動のための時間がかなりかかってしまいます。
時間に余裕がある方にとっては「ちょっと長いな」と感じるくらいかもしれませんが、目的地に急いで短時間で移動したい方にとっては、夜行バスは向いていないかもしれません。
長時間乗車は、体の負担になる
東京・福岡間の夜行バスは、長時間かけて長距離移動することになるため、体に負担がかかると考えられます。
夜行バスでの移動時間を、睡眠時間に充てたら、一石二鳥!という考え方もありますが、どうしてもバスには振動があるため、自宅のベッドや布団で眠るよりは十分に休息できない可能性があります。
とはいえ、最近の夜行バスでは快適に過ごせるよう工夫されています。利用するバスの設備・シートタイプを事前にチェックし、座席シート幅・ピッチがゆったりした仕様のバスタイプなら、よりリラックスして楽な姿勢で過ごせますし、コンセントやUSBジャック付きならスマホの充電を心配する必要はありません。
また眠る前にいかにリラックスした状態でいられるか?で、休息の質が変わるもの。例えば、乗車前のシャワーや、ゆったりリラックスできる服装、化粧は事前に落としておく、お気に入りの本を持ち込むなど、夜行バスに乗車中もできるだけのんびりくつろげる環境を準備してみましょう。またアイマスクやネックピローなども睡眠の質を高めるリラックスアイテムとして人気ですよ。
座席指定できず、どんな人が隣に座るか分からない
夜行バスでは、予約時に事前の座席指定できません。乗車当日までどんな人が隣に座るか分からないのも不安ですよね。
特に東京・福岡間の夜行バスは、深夜を含む長時間バスの中で過ごすことになりますので、女性の方なら「隣にどんな人が座るのか?」と気になってもおかしくありません。
その点、オリオンバスなら「女性安心エリア」というシステムがあり、女性の方が1人でも安心して乗車できます。このシステムでは「夜行バスを女性1人で利用するとき、その方の隣には必ず女性になるよう配席する」「女性だけの奇数人数グループで利用の場合、隣は女性になるよう配席する」といった配慮がされます。これなら女性の方が1人でも気兼ねなく安心して夜行バスを利用できるのではないでしょうか。
到着時間が変わるかもしれない
夜行バスでは、主に高速道路を走るため、予定していた到着時間が変わる可能性もあります。これまでに高速道路を利用したことがある方ならご存知かと思いますが、高速道路では急な渋滞に巻き込まれることが多々あります。よって高速道路を走行する夜行バスは、新幹線や飛行機といった他の交通機関と比べると、どうしても到着時間が遅れる可能性が高くなります。
ちなみに昼間に運行するバスと比べれば、夜の方が比較的高速道路の渋滞は少ないとされていますが、万が一現地に到着する時間が遅れてしまっても困らないように、旅のスケジュール・計画は余裕を持って立てておきましょう。
夜行バスは安全なのか?不安
以前、バスの運転手の過剰労働による事故が発生したことがあり、夜行バスは安全なのか?と不安に感じている方もいるようです。
今現在では、国土交通省がきちんとした安全基準を設けた上で、各バス会社ではそれに準じた形で運転手を配置しています。よって夜行バスの安全面の確保は十分行われていますので、ご安心くださいね。
またオリオンバスならではの安全面の配慮もあります。オリオンバスの夜行バスでは、法律的には運転手が1人で走行できる距離の路線でも、すべての便でバスの運転手が2人乗車しています。走行距離に関係なく、安全面を優先している点は、夜行バス乗車時の安心感につながりますね。
またオリオンバスの車両には、ドライバー席の「車線逸脱の警報」「被害軽減ブレーキ」や、万が一の事故発生時も被害を最小限に抑える「非常ブレーキ」など、安全性能の設置数も随時増やしている状況なので、今後ますます安全して利用できるようになっていきます。
交通費を抑えた分、現地でたっぷり観光できる!夜行バスの活用方法
福岡に1泊で計画すれば、午前中到着で、翌日夜までたっぷり観光!
東京から福岡はかなり距離があるため、日帰りではなく、少なくとも1泊以上で旅行の計画を立てる人が多いですね。もし夜行バス利用で福岡に1泊するなら、午前中に現地到着で、翌日夜までたっぷり観光できますよ。
例えば、金曜日夜21時10分に東京を出発すれば、そのまま車中泊、土曜日の午前中には福岡に到着します(小倉に10時30分頃、博多に11時40分頃)。その後、土曜日の夜まで観光を楽しんで現地のホテルに宿泊、翌日日曜日も夜まで現地をたっぷり観光できます。そして日曜日の夜、夜行バスで福岡を出発し(博多は19時10分発、小倉は20時30分発)、そのまま車中泊、月曜日の午前中9時54分頃には東京に到着できます。
上記夜行バスのスケジュールでは金曜日夜~月曜日午前中の旅程となりますが、そのうち1泊だけ現地に宿泊、2泊は車中泊でホテル代が不要、交通費は元々破格設定なので、現地での観光に浮いた分のお金を使うことができますね。
美食の街・福岡のグルメを堪能!博多と小倉の2スポットでたっぷり観光を楽しむことも
福岡といえば、種類豊富なグルメが魅力の「美食の街」ですよね。100軒以上もの屋台が集中する中洲・天神・長浜の3エリアの屋台街は地元民と観光客で大賑わい、福岡名物グルメのもつ鍋・水炊き・ラーメン・明太子・鉄なべ餃子なども人気があります。
また東京・福岡間の夜行バスは、博多・博多の2カ所から下車・乗車場所を選ぶことができるため、2つスポットでたっぷり観光を楽しむことも可能ですよ。博多エリアなら、福岡タワーや博多ポートタワー・シーサイドももち海浜公園・櫛田神社・大濠公園・キャナルシティ博多など。
そして小倉エリアなら、小倉城・旦過市場・北九州の工場見学・雄大なカルスト台地と鍾乳洞・いのちのたび博物館など。
それぞれバラエティ豊富な観光スポットをたっぷり楽しむことができます。例えば、夜行バスの行きでは博多で下車し、そのまま観光・博多のホテルに宿泊。翌日午後から小倉に移動し、小倉を観光。夜小倉発の夜行バスに乗って東京に戻るといった、楽しみ方もできますよ。
福岡旅行でたくさん食べてたくさん遊ぶには、それなりにお金がかかりますが、往復の夜行バスを利用すれば破格で移動することができ、その分現地での楽しみにお金を使えます。たくさん遊んだあとは、帰りの夜行バスで体を休めてぐっすり眠り、車内でくつろいでいるうちに、東京に戻ることができますよ。
夜行バスと新幹線、それぞれの乗車時間・料金の違いは?
それでは、東京→福岡への夜行バスと新幹線、それぞれの乗車時間・料金は、どれくらい違っているのでしょうか?
以下は、2022年7月6日現在の情報(7月~8月のカレンダーを参照)となります。夜行バスの料金は、利用するシーズンや便によって異なりますので、詳しくはHPで最新の情報をご確認くださいね。
夜行バス | 新幹線(普通車指定席) | |
乗車時間 | 約13時間20分(小倉) 約14時間30分(博多) |
約4時間49分(小倉) 約5時間6分(博多) |
料金 | 7,000円~18,000円 | 22,730円(小倉) 23,390円(博多) |
参照:夜行バス バス市場 https://www.bus-ichiba.jp/
参照:新幹線 JR西日本 https://www.westjr.co.jp/ https://www.jr-odekake.net/
福岡旅行に、夜行バスは合っているか?は人ぞれぞれ
福岡旅行に、夜行バスが合っているかどうか?は、人それぞれ。今回旅行を予定している方の性格や、旅行の計画内容・目的によって変わります。 例えば、普段からいつもと違った環境ではリラックスして眠れないタイプの方なら睡眠不足を招き、現地到着後の観光に支障が出る可能性があります。
逆にどこでも眠ることができる!という方や、深夜や長時間の移動にワクワクするタイプの方なら、東京・福岡間の夜行バスでもしっかりと睡眠時間を確保した上で、さらに旅気分を盛り上げてくれるかもしれません。そしてなんといっても交通費が破格の安さなので、リーズナブルに福岡旅行を楽しみたい方にもおすすめですよ。
今回ご紹介した夜行バスのメリット・デメリットを把握した上で、「夜行バスでの旅を楽しめそうか?」、そして「夜行バスでの移動にもワクワクできそうか?」をポイントに検討してみてくださいね。